逃走した男を逮捕も証拠品の覚醒剤を紛失…誤廃棄の可能性、兵庫県警「あってはならない」

兵庫県警は23日、覚醒剤取締法違反事件で西宮署が証拠品として押収した覚醒剤0・05グラムを紛失したと発表した。今年8月に同容疑で男(43)を逮捕後、神戸地検に証拠品を送る際、覚醒剤を入れたポリ袋の紛失が判明。誤って廃棄された可能性があるという。

県警によると、令和6年5月、同県西宮市内で西宮署員の職務質問を受けた男が逃走。放置した乗用車から粉末が付着した吸引器具を押収し、県警科学捜査研究所が鑑定した結果、付着物が覚醒剤と判明した。証拠品として専用のポリ袋に入れ、同署の証拠品保管庫に収納していた。

県警は今年8月、宮城県内で同法違反容疑で男を逮捕。今月2日に証拠品を神戸地検に送るため、保管庫を確認すると専用のポリ袋が見当たらなかったという。

県警刑事企画課は「証拠品の紛失はあってはならない。指導を徹底する」としている。

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