女子中学生に暴行を加えたとして、埼玉県警捜査1課、浦和西署の合同捜査班は21日、暴行の疑いで住居不定、無職の男(23)を逮捕した。県警は23日、容疑を不同意わいせつ致傷罪に切り替えてさいたま地検に送致する予定。男は犯行直前に群馬県の前橋地裁太田支部で執行猶予付きの判決を受け、釈放されていた。女子大生と性交、車で同意なく…深夜の公園で1時間半 下半身に傷害を負わせた27歳 知人を介して会った2人
逮捕容疑は、20日午後4時45分ごろ、さいたま市中央区のマンション敷地内で、帰宅途中だった同区在住の女子中学生に対し、後方から近づいて口を押さえ、首に腕を巻きつけて引き倒すなどの暴行を加えた疑い。調べに対し、「女性が一人で歩いているのを見かけ、体を触りたくなった。抱き付いたことは間違いない」と容疑を認めている。
前橋地裁太田支部などによると、男は犯行当日、性的姿態撮影処罰法違反やストーカー規制法違反の罪に問われ、拘禁刑2年6月、執行猶予5年の判決が言い渡されていた。
県警によると男は性的な目的で女子中学生の後をつけ、マンション敷地内で「殺すよ」などと脅迫して犯行に及んだ。女子中学生が抵抗し、男は逃走。犯行直後に女子中学生の父親が「娘が男から口をふさがれ、殺すよと言われた」と110番。防犯カメラの精査などから犯行を特定し、横浜市内で確保された。
2人に面識はなく、女子中学生は下半身に軽傷を負った。県警で詳しい状況を調べている。