ことし7月1日から73日間にわたって正当な理由なく欠勤したとして、県教育委員会は春日部市の公立中学校の男性教諭を23日付けで懲戒免職としました。
懲戒免職処分となったのは春日部市立緑中学校の鈴木宏彰教諭(49)です。
県教育局によりますと鈴木教諭は校長から出勤を求められたにもかかわらずことし7月1日から今月16日までの73日間、正当な理由なく欠勤しました。
また、鈴木教諭は、ことし3月、わいせつ事案で神奈川県警に2度逮捕され、いずれも不起訴処分になっていたということです。
釈放後、鈴木教諭は、校長とメールや電話でやりとりをしていましたが、4月19日にこれ以降のやりとりを拒否する旨の申し立てがあってから連絡がついていないということです。
県教育局などが聞き取りを求めましたが応じなかったため、校長が7月からの出勤を命じていました。
鈴木教諭の所在は不明で、反省の弁に関する聞き取りはできていないということです。