「共に民主党に知らせようと…」 被告人・金湧の弁護人、逮捕状を写真撮影してキム・ヒョンジ氏に送付していた【独自】

【TV朝鮮】(アンカー)
 3年前に李在明(イ・ジェミョン)現大統領の側近中の側近である金湧(キム・ヨン)元民主研究院副院長が逮捕された時、担当弁護士がキム・ヒョンジ現大統領室第1付属室長に捜査状況を報告していたことが確認されました。これより前、李華泳(イ・ファヨン)元京畿道平和副知事の捜査過程にもキム・ヒョンジ室長が介入した状況が国政監査中に暴露されて物議を醸しましたが、当時議員室補佐官だったキム・ヒョンジ室長が李大統領の側近たちの捜査や裁判に直接介入していた状況がさらに明らかになったものです。ハン・ソンウォン記者が独自取材しました。【写真】共に民主党シンクタンクの家宅捜索に抗議する共に民主議員たち(2022年10月19日)
(記者リポート)
 2022年10月、共に民主党の関係者たちが党本部内にある政策研究所「民主研究院」の家宅捜索を阻みました。

 「検察は出ていけ! 出ていけ! 出ていけ!」

 検察は同日、大庄洞などの民間事業者から違法な政治資金を受け取った疑いで、民主研究院の金湧・元副院長を逮捕し、自宅も家宅捜索しました。

 その後、金湧・元副院長の裁判で偽証を教唆したとして、李大統領の選挙陣営関係者らが起訴されましたが、今年1月に行われた裁判で金湧・元副院長側の弁護人が逮捕と家宅捜索の過程をキム・ヒョンジ室長に報告していたことが確認されました。

 検察は、証人として出廷した金湧・元副院長側のイ・サンホ弁護士が、キム・ヒョンジ室長に送った家宅捜索状況を伝えるメッセージを証拠として提示し、「2分後に逮捕状を写真撮影して送付したのは事実ではないか」と尋ねました。

 イ・サンホ弁護士が「弁論に関わる」として証言を拒否すると、検察は「家宅捜索の状況をキム・ヒョンジ室長を通じて共に民主党に知らせるべきだと考えた」というイ・サンホ弁護士の供述を提示しました。

 これに対してイ・サンホ弁護士は「共に民主党は(金湧・元副院長の)仕事場だったので、知らなければならないのではないかと考えた」と、逮捕状の写真送付を事実上認めました。

 キム・ヒョンジ室長に送った理由については「他の人はよく知らない」と答えました。

 野党・国民の力の朱晋佑(チュ・ジンウ)議員は、キム・ヒョンジ室長とイ・サンホ弁護士を公務執行妨害で告発しています。

 (朱晋佑議員〈国民の力所属、今月15日〉)
 「趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官は『尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弁護人が拘束令状を流出させた』として大々的にメディアに明らかにし、弁護士を容疑者として捜査した。同じ基準を適用すべきだ」

 イ・サンホ弁護士は「まだ裁判中なので何も申し上げられない」とだけ言っています。TV朝鮮、ハン・ソンウォンがお伝えしました。

(2025年10月23日放送 TV朝鮮『ニュースパレード』より)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする