50代女性が約1400万円相当の金地金をだまし取られる被害 大阪府警を名乗る男からビデオ通話で偽物の逮捕状を示され《新潟》

県内在住の50代女性が、約1400万円相当の金地金700グラムをだまし取られる被害がありました。

警察によりますとことし9月21日、通信事業者を名乗る男から女性に対し「電話を停止する」などと電話がありました。

女性は緊急通報ダイヤルへ誘導され、電話が切れた後に大阪府警を名乗る男から「マネーロンダリング事件で逮捕状が出ている」などと電話があったということです。

その後、女性はメッセージアプリのビデオ通話で偽物の逮捕状を示され、警察官を名乗る男2人から「お金の流れを確認するため金を購入してもらう」などと要求されたということです。

女性は男らに金地金の買い方の指示をされた上で、正規の取り扱い事業者に金地金700グラムを電話注文しました。

その後、男らから「捜査員が取りに行く」と、金地金が入った封筒を自宅の車庫前に置くよう指示され、9月26日夜に自宅前に置いたところ、27日朝には何者かに持ち去られていたということです。

持ち去られた後、男らから「疑いが晴れたので金は返す」などと電話がありましたが、金地金は返ってこなかったことから、不審に思った女性が家族に相談し警察に届け出たことで被害が発覚しました。

警察は、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)による犯行とみて捜査を進めています。

警察は通信アプリで「警察手帳」や「逮捕状」の画像などを送ることはなく、金地金の購入などを要求することもないとして、注意を呼び掛けています。

電話や通信アプリで「捜査対象になっている」や「お金の話」などについて言われた場合は、詐欺を疑い、警察へ相談してほしいとしています。

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