東京都江戸川区で多額の現金を持っていた男性から現金を奪おうとしたとして、警視庁捜査1課は23日、住所、職業不詳、佐竹尚樹容疑者(25)を強盗傷害容疑で逮捕した。事件の指示役として実行役に襲撃相手の情報を伝え、襲う際に使われたスプレーを用意したとみられる。
逮捕容疑は9月19日午前10時20分ごろ、江戸川区西瑞江4の路上で、人材派遣会社社長の30代男性に催涙スプレーのようなものを吹きかけて目に軽いやけどを負わせ、現金を奪おうとしたとしている。「身に覚えがない」と供述している。
警視庁によると、男性は現金5300万円を持っていたが、抵抗して何も奪われなかった。この事件の逮捕者は7人目。警視庁は匿名・流動型犯罪グループとみている。【菅健吾】